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iPhoneXを超えた格安スマホ「ワンプラス6」

2018年6月20日(水)16時45分
ジェームズ・ヘザリントン

スピード充電

ワンプラス6の内蔵バッテリーは3300 mAhで、まずまずの容量だが、それだけではたいしたことはない。

特筆すべきは、その充電時間だ。「30分で1日分のパワーを充電」できるという。実験してみたところ、そのとおりだった。電池の残量が15%になったワンプラス6を35分間ほど充電したところ、残量80%以上になった。

ワイヤレス充電は残念ながら採用されなかった。おそらくそれも価格を下げるために外した機能だろう。だが30分で60%充電が可能なら、ワイヤレス充電ができなくてもそれほど問題にならないはずだ。

基本性能が充実

ワンプラス6の性能は、iPhoneXやサムスンのギャラクシーS9には及ばない。だが、考えてみてほしい。他社の最上位モデルの約85%の性能を備えていながら、価格は50%なのだ。

ワンプラス6のカメラは高性能だが、グーグルのピクセル2XLにはかなわない。残念なのはスピーカーだ。シングルで本体下部にあるため、遮られやすい。そして、耐水性やワイヤレス充電機能はない。

低価格ゆえに限られた資源は、ハイエンドのスナップドラゴン845プロセッサー、6.3インチの有機ELディスプレイ、イヤホンジャックなど基本性能につぎ込まれている。

価格を考えるなら、ワンプラス6はスペックより実用性重視のユーザーにぴったりのモデルといえそうだ。

(翻訳:栗原紀子)

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