最新記事

米中関係

中国、米国に「ウィンウィンの協力」呼び掛け トランプ政権の安保戦略受け

2017年12月19日(火)18時55分

12月19日、駐米中国大使館は、ウェブサイトに声明を掲載し、中国と米国の協力関係が「ウィンウィン(共栄)」の成果につながる一方、対立すれば相互に損失をもたらすとの見解を示した。写真は北京で11月撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter)

駐米中国大使館は19日、ウェブサイトに声明を掲載し、中国と米国の協力関係が「ウィンウィン(共栄)」の成果につながる一方、対立すれば相互に損失をもたらすとの見解を示した。

中国は米国がゼロサムゲームの古い考え方を捨て、相違を尊重しながら共通点を模索することを期待するとし、米国は中国の発展を受け入れ、適応すべきだとも指摘した。

声明は「中国は相互尊重に基づいて、米国を含む他国と平和的に共存したいと考えている」とした。

トランプ米大統領は18日、就任後初めてとなる国家安全保障戦略を発表。中国とロシアを米国の競争相手と位置付け、米国に挑戦し、安全や繁栄を脅かそうとしていると警戒感を示した。

[北京 19日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがガザ北部を攻撃、14人死亡 南部に退避

ワールド

中国、ガリウム・ゲルマニウム・アンチモン軍民両用品

ビジネス

再送野村証券、社長ら10人が報酬返上 元社員の起訴

ビジネス

スイスCPI、11月は前年比+0.7% 大幅利下げ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
2024年12月10日号(12/ 3発売)

地域から地球を救う11のチャレンジと、JO1のメンバーが語る「環境のためできること」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康体の40代男性が突然「心筋梗塞」に...マラソンや筋トレなどハードトレーニングをする人が「陥るワナ」とは
  • 2
    NewJeansの契約解除はミン・ヒジンの指示? 投資説など次々と明るみにされた元代表の疑惑
  • 3
    シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防空システムを政府軍から奪った証拠画像
  • 4
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 5
    バルト海の海底ケーブルは海底に下ろした錨を引きず…
  • 6
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 7
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていた…
  • 8
    なぜジョージアでは「努力」という言葉がないのか?.…
  • 9
    NATO、ウクライナに「10万人の平和維持部隊」派遣計…
  • 10
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 1
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 6
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 7
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 8
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 9
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 10
    エスカレートする核トーク、米主要都市に落ちた場合…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中