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米共和党議員、オバマケア補助金の継続に向け超党派の取り組み表明

2017年8月2日(水)11時42分

8月1日、米共和党のアレクサンダー上院議員は、医療保険制度改革法(オバマケア)の保険会社への補助金を継続させるために、超党派で取り組む姿勢を表明した。写真は米議会。2013年10月撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

米共和党のアレクサンダー上院議員は1日、医療保険制度改革法(オバマケア)の保険会社への補助金を継続させるために、超党派で取り組む姿勢を表明した。

トランプ米大統領は31日、オバマケアによる保険会社への補助金を削減する可能性を示唆した。上院厚生教育労働年金委員会の委員長であるアレクサンダー議員は、9月まで補助金を打ち切るべきでないと主張。さらに、来年もこの補助金を継続できるようにすべきだと訴えた。

保険会社は2018年の保険料を最終決定する時期を迎えているが、補助金がなくなれば保険料を20%ほど引き上げなければならなくなるとし、来年まで補助金を継続するよう議会に求めている。

アレクサンダー議員は、9月4日に始まる週に上院の同委員会が公聴会を開き、個人向け保険市場の安定・強化に向けて議会がとるべき行動を協議すると発表。個人向け保険市場で国民が手頃な価格で保険に加入できるよう、超党派による法案を成立させることを目指していると明らかにした。

民主党のマレー上院議員は、アレクサンダー議員の声明を歓迎するとし、保険市場の安定と保険料の引き下げに向け超党派で前向きに取り組むコメントした。

[ワシントン 1日 ロイター]


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