最新記事

ロシア疑惑

セッションズ司法長官をクビ!にトランプ支持層が激しく動揺する理由

2017年7月26日(水)20時56分
ニナ・バーレイ

そして共和党のポール・ライアン下院議長は火曜、セッションズを解任するのはトランプの「特権」だと語る一方、ムラーによる捜査が「魔女狩り」だという批判は当たらない、とトランプの言い分を否定した。

「ムラーは共和党の大統領に任命され、共和党政権の下で任期満了までFBI長官を務めた共和党員だということを忘れてはならない」と、ライアンは日曜のラジオで語った。「ムラーは党派的な人物ではない。重要なのは、下院と上院と特別検察官が並行して捜査を行うことで政治的な影響を排除できており、捜査が政治ショーになるのを免れていることだ」

共和党議員たちの心は動揺や疑問、驚きなど様々に揺れている。

火曜の午後、議員たちの不安が露わになる場面もあった。共和党のスーザン・コリンズ上院議員(メーン州選出)が民主党幹部のジャック・リード上院議員(ロードアイランド州選出)の会話が、電源が入ったままだったマイクから漏れ出した。

コリンズは言った。「補助金という単語を見れば何でも削除する。基準も考えもない。信じられないほど無責任だ」

リードは答えた。「(トランプと思しき)彼はいかれている」「軽々しくは言えないが、彼はちょっと狂った男だ」

コリンズは同意した。「不安だ」

特別検察官には手を出すな

議会の共和党議員は行動こそ起こしていないものの、不安なのはコリンズだけでないと、ウォルシュは本誌に語った。もしトランプがセッションズを解任すれば、数人の議員が身を乗り出して反対すると予想する。

もし、ムラーを解任すれば? 「津波が押し寄せる。間違いなくレッドラインを越える。議員たちはやり過ぎだと言うだろう。そうなればトランプは危機だ」

今後は、トランプがムラーを解任して危機に陥るか、ムラーがトランプを有罪にする証拠を見つけるかのいずれかだ。もし2018年の中間選挙以前に有罪の証拠が見つかれば、共和党議員は反トランプに動かざるを得ず、結局ムラーを解任した場合と同じ危機に陥る。

「これは不運なことだし、共和党にとって本当に悪い状況だ」と、ウォルシュは言う。

(翻訳:河原里香)

ニュース速報

ビジネス

米小売売上高、11月は0.2%増 予想下回る

ワールド

米中が「第一段階」通商合意、トランプ氏「15日の関

ビジネス

訂正:〔情報BOX〕ニューフレアTOBに東芝とHO

ビジネス

日銀、金融政策は現状維持の公算 短観が拡大シナリオ

MAGAZINE

特集:進撃のYahoo!

2019-12・17号(12/10発売)

メディアから記事を集めて配信する「巨人」プラットフォーマーとニュースの未来

人気ランキング

  • 1

    共産党国家に捧げるジョーク:変装した習近平に1人の老人が言ったこと...

  • 2

    中国で焚書令、文化大革命の再来か

  • 3

    麻酔を忘れて手術された女性、激痛に叫ぶも医者が気づかない!?

  • 4

    習近平を国賓として招聘すべきではない――尖閣諸島問題

  • 5

    キャッシュレス化が進んだ韓国、その狙いは何だった…

  • 6

    熱帯魚ベタの「虐待映像」を公開、動物愛護団体がボ…

  • 7

    自殺した人の脳に共通する特徴とは

  • 8

    インフルエンザ予防の王道、マスクに実は効果なし?

  • 9

    乗客が餓死する高原列車で行く、金正恩印「ブラック…

  • 10

    ウイグル人と民族的に近いトルコはなぜ中国のウイグ…

  • 1

    食肉市場に出回るペット 出荷前には無理やり泥水を流し込み...

  • 2

    殺害した女性の「脳みそどんぶり」を食べた男を逮捕

  • 3

    熱帯魚ベタの「虐待映像」を公開、動物愛護団体がボイコット呼び掛ける

  • 4

    インフルエンザ予防の王道、マスクに実は効果なし?

  • 5

    中国で焚書令、文化大革命の再来か

  • 6

    ウイグル人権法案可決に激怒、「アメリカも先住民を…

  • 7

    次期首相候補、石破支持が安倍首相を抜いて躍進 日…

  • 8

    東京五輪、マラソンスイミングも会場変更して! お…

  • 9

    トランプ、WTOの紛争処理機能を止める 委員たったの…

  • 10

    共産党国家に捧げるジョーク:変装した習近平に1人の…

  • 1

    食肉市場に出回るペット 出荷前には無理やり泥水を流し込み...

  • 2

    「愚かな決定」「偏狭なミス」米専門家らが韓国批判の大合唱

  • 3

    「日本の空軍力に追いつけない」アメリカとの亀裂で韓国から悲鳴が

  • 4

    元「KARA」のク・ハラ死去でリベンジポルノ疑惑の元…

  • 5

    「韓国は腹立ちまぎれに自害した」アメリカから見たG…

  • 6

    文在寅の経済政策失敗で格差拡大 韓国「泥スプーン」…

  • 7

    GSOMIA失効と韓国の「右往左往」

  • 8

    殺害した女性の「脳みそどんぶり」を食べた男を逮捕

  • 9

    GSOMIA継続しても日韓早くも軋轢 韓国「日本謝罪」発…

  • 10

    日米から孤立する文在寅に中国が突き付ける「脅迫状」

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
「STAR WARS」ポスタープレゼント
ニューズウィーク試写会ご招待
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月