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パナマ、中国と外交関係を樹立 同時に台湾とは断交

2017年6月13日(火)14時00分

6月12日、パナマは、中国と正式な外交関係を結ぶとともに、台湾と断交した。写真はパナマのバレラ大統領、国連で2016年9月撮影(2017年 ロイター/Eduardo Munoz)

パナマは12日、中国と正式な外交関係を結ぶとともに、台湾と断交した。

パナマのバレラ大統領は、テレビ放映された演説で、同国は中国との通商関係を強化し、世界第2のパナマ運河利用国である中国と完全な外交関係を樹立すると表明。「我が国にとって、これが正しい道と確信している」と述べた。

一方、パナマ政府は声明で、台湾は中国に属しており、中国は1つとの認識を表明。「パナマ政府はきょう、台湾との外交関係を断絶するとともに、あらゆる関係と公的な連絡を終了する」と述べた。

中国の国営テレビは、同国がパナマの決定を賞賛したと報じた。

近年、中国は中米諸国に大量の援助を提供して台湾との断交を促しており、パナマとの関係樹立は大きな収穫となった。

[パナマ市 12日 ロイター]


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