最新記事

テロ

ロンドン中心部で7人死亡のテロ 実行犯3名は射殺

2017年6月4日(日)13時04分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

Hannah Mckay / REUTERS

<マンチェスターのコンサートで22人が死亡したテロの傷がいえないイギリスにまた衝撃が走った。3日夜ロンドン中心部のロンドンブリッジで自動車が次々と人をはねるテロが発生、7人の死亡が確認された。相次ぐテロにイギリスは極度の緊張に包まれている>

BBCや日刊紙ザ・サンなどが伝えるところによれば、3日夜10時にロンドン中心部のロンドンブリッジで白いワゴン車が歩道に突っ込んで歩行者をなぎ倒し、さらに近くの食品市場「バラ・マーケット」まで走り、ワゴン車から長いナイフを持った男3人が降りて、マーケットにいた人びとを切りつけたという。

事故当時、ロンドンブリッジの現場に居合わせたBBCのホーリー・ジョーンズ記者は「ワゴン車が私の前で向きを変えて、私の前で2人、その後で3人をはねた」と話した。

また、他の目撃者は「車が右側に方向を変え、歩道上の歩行者に突っ込み、人びとが悲鳴を上げて逃げ始めた。その車から人が降りてきたので、救助を手伝ってくれようとしていると思ったが、彼らは逆に被害者たちに向かってナイフを振りかざした」と事件の様子を話した。

ロンドン警察は事件の通報を受けて、大規模な武装警官隊を現場に投入してロンドンブリッジの通行を封鎖。さらに、一帯の地下鉄駅とバス停も閉鎖する一方、市民に対して一時退避するように指示した。警察当局は、その後この事件をテロと発表。 外部にいて事件の報告を受けたメイ首相は急いで首相官邸に戻って緊急安保会議を招集した。

過激派組織ISISは3日の朝方、インスタント・メッセンジャーのテレグラムで、ラマダン(断食月)中にトラックやナイフ、銃を使って「十字軍」に対して攻撃を行うよう支持者らに呼び掛けていた。ただし、今回の事件についてはISISを含め具体的な犯行声明を出しているところはいない模様。

警察当局は4日今回のテロ事件に関してテロの実行犯は3人で、警察によって全員射殺されたと発表した。

被害者に関しては亡くなった7人のほか、30人前後の負傷者が病院で治療を受けていると伝えられている。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏第3四半期GDP、前期比+0.3%に上方修

ワールド

米、欧州主導のNATO防衛に2027年の期限設定=

ビジネス

中国の航空大手、日本便キャンセル無料を来年3月まで

ビジネス

金融政策の具体的手法は日銀に、適切な運営期待=城内
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 2
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させられる「イスラエルの良心」と「世界で最も倫理的な軍隊」への憂い
  • 3
    高市首相「台湾有事」発言の重大さを分かってほしい
  • 4
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 5
    「ボタン閉めろ...」元モデルの「密着レギンス×前開…
  • 6
    左手にゴルフクラブを握ったまま、茂みに向かって...…
  • 7
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 8
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 9
    「ロシアは欧州との戦いに備えている」――プーチン発…
  • 10
    主食は「放射能」...チェルノブイリ原発事故現場の立…
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 4
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 5
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 6
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 7
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 10
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中