最新記事

アメリカ政治

トランプ初の単独会見は大荒れ けんか腰の大統領に記者から反撃も

2017年2月18日(土)09時24分


「なぜ米国民はあなたを信頼すべきか」

一方、大統領の事実を扱う能力について、記者から反撃を受ける場面もあった。

米大統領選で獲得した選挙人の数をめぐって、レーガン大統領以降で自身が最大だったとするトランプ氏に対し、NBCニュースの記者は会見場でそれが間違いであることをすぐに確認し、「あなたが正確ではない情報を提供しているのに、米国民が偽ニュースを受け取っているとあなたは非難している。なぜ米国民はあなたを信頼すべきなのか」と問いかけた。

トランプ大統領は自身のスタッフのせいにしているように見えた。「そういう情報を与えられた」と大統領は答え、他の記者を指名した。

トランプ政権が発足して1カ月足らずだが、ほとんどの世論調査でトランプ氏の支持率は低迷している。ロイター/イプソスが2月10─14日に実施した調査では、支持率は46%だった。

問題を抱えてスタートする政権は多いが、メディアとの対立やイスラム圏7カ国からの入国を一時制限する大統領令をめぐる法廷闘争など、トランプ政権はとりわけ論議を呼んでいる。

「テレビを見たり、新聞を読んだりすると、目にする記事は混乱しているという記事ばかり。だが実際はそれとは真逆だ」とトランプ大統領は述べた。

トランプ大統領は、自身の選挙陣営が昨年にロシア情報機関の高官と頻繁に接触していたとするニューヨーク・タイムズの報道に関する質問を手で払いのけた。

大統領の主な不満は、今週辞任したフリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と駐米ロシア大使との会話や、メキシコとオーストラリア首脳と自身のやり取りが不正流出したのをメディアが報道したことにある。

「まず思ったことは、メディアがこの情報をどうやって手に入れたのかということだ」と大統領は語った。

(Steve Holland記者、James Oliphant記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

[ワシントン 16日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

宇宙船オリオン、4人乗せ地球に無事帰還 月の裏側を

ワールド

アングル:イラン戦争でインフレ再燃、トランプ政権に

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、中東停戦維持期待で安全資産

ワールド

イラン交渉団がパキスタン到着、レバノン停戦要求 米
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 5
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中