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米最高裁判事指名のゴーサッチ、トランプの司法批判に「がっかり」

2017年2月9日(木)12時51分

2月8日、イスラム圏7カ国からの入国を禁止する大統領令の一時差し止めを命じた連邦地裁の判断をトランプ氏(写真右)がツイッターで強く批判したことについて、米連邦最高裁判事に指名されているニール・ゴーサッチ氏(写真左)は「落胆させ、がっかりする」と語った。写真はワシントンで1月撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

イスラム圏7カ国からの入国を禁止する大統領令の一時差し止めを命じた連邦地裁の判断をトランプ氏がツイッターで強く批判したことについて、米連邦最高裁判事に指名されているニール・ゴーサッチ氏は「落胆させ、がっかりする」と語った。民主党のリチャード・ブルメンソール上院議員がCNNとのインタビューで明らかにした。

ワシントン州シアトル連邦地裁は3日、大統領令の一時差止めを命じたが、トランプ氏はこれを受けて週末にツイッターへの投稿で、万一の事態が発生したら、国民はジェームズ・ロバート連邦地裁判事と裁判所制度を責めるべきだと発言。国土安全保障省に「入国者を極めて注意深く審査するよう指示した」が「その仕事を裁判所が非常に難しくしている」と非難した。

ブルメンソール議員は、ゴーサッチ氏とこの件について話した際に、同氏がトランプ氏の司法への攻撃は受け入れられない、と述べたこと明らかにした。また、ゴーサッチ氏は、こうした行動を非難すべきだとロバート判事に伝えたという。

ブルメンソール議員は「しばらく議論は続いたが、ゴーサッチ氏は、こうしたことは落胆させ、がっかりすると述べた」と明らかにした。

ゴーサッチ氏のスポークスマンは、同氏がそうした表現を使ったことを確認している。

[ワシントン 8日 ロイター]


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