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台湾の蔡英文総統、アメリカ経由で中米訪問と発表 中国は反発

2016年12月29日(木)20時09分

 12月29日、台湾外交部(外務省)は29日、来月予定されている蔡英文総統の中米訪問について、米国を経由すると発表した。写真はパラグアイのルケで6月撮影(2016年 ロイター/Jorge Adorno)

 台湾外交部(外務省)は29日、来月予定されている蔡英文総統の中米訪問について、米国を経由すると発表した。立ち寄りの予定の詳細は今週中に明らかにされる。

 中国政府は、蔡総統の意図は明白として立ち寄りを認めないよう米国に求めた。外務省の華春瑩報道官は会見で「米国が『一つの中国』方針に従い台湾独立派に誤ったシグナルを送らないよう望む」と述べた。

 台湾総統府は今月、蔡総統がホンジュラス、ニカラグア、グアテマラ、エルサルバドルを訪問すると発表。1月7日に台湾を出発し15日に戻る予定。

 台湾のメディアは、1月20日のトランプ氏の米大統領就任を前に、蔡総統が同氏と面会しようとするとの見方を伝えている。

 トランプ氏は今月、蔡総統と電話会談を実施した。

 

[台北 29日 ロイター]


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