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ドイツ州議会選、メルケル首相地元で政権与党が反難民政党に敗北

2016年9月5日(月)09時57分

9月4日、ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州で州議会選挙が行われた。写真は応援演説のため同州を訪問したメルケル首相(中央)。8月撮影(2016年 ロイター/Stefanie Loos)

 ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州で4日、州議会選挙が行われた。出口調査によると、難民受け入れに反対する新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が躍進し、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の得票率を上回った。

 自身の選挙区がある同州での敗北は、メルケル首相にとって大きな打撃となり、今回の結果が来秋の連邦議会(下院)選挙にも影響を及ぼす可能性がある。

 ARDテレビによると、AfDの得票率は1815GMT(日本時間5日午前3時15分)時点で21.9%。

 連邦レベルでメルケル連立政権に参加する社会民主党の得票率は30.2%。前回2011年の選挙時の35.6%から低下した。CDUの得票率も23%から19%に低下した。

 AfD幹部は、メルケル首相の難民政策に対して有権者が明確な反対意見を突きつけた、と語った。

[ベルリン 4日 ロイター]


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