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ロシアを含めG8復活を、ドイツ経済相が訴え

2016年6月10日(金)10時29分

6月9日、ドイツのガブリエル経済相が、主要7カ国(G7)は早期にロシアを枠組みに復帰させG8を復活させるべきとの考えを示したことが分かった。写真は2008年7月、札幌で(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

ドイツのガブリエル経済相は、主要7カ国(G7)は早期にロシアを枠組みに復帰させ、G8を復活させるべきとの考えを示した。

独ロシアフォーラムとのインタビューがウェブサイト( Russlandkontrovers.de )に掲載された。同フォーラムには政財界、学会の首脳400人以上が参加する。

ロシアがウクライナのクリミア半島を編入して以降、日米、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダで構成するG7は、ロシアをG8の枠組みから外した。

ガブリエル氏は「ロシアは世界で重要な役割を担っている」と指摘。ロシアは政治的にはドイツにとり多くの面で問題のある方向に進んでいるが、改革プロセスは継続しているとし、「ロシアを枠組みに復帰させ、G7からG8に戻すよう求める」とした。



[ベルリン 9日 ロイター]


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