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ゴーンCEOの高額報酬、ルノー株主54%が反対するも取締役会は承認

投票結果には拘束力がないものの、16年以降の報酬体系見直しに着手

2016年5月2日(月)11時28分

4月29日、ルノーの株主総会で、株主の54%が、カルロス・ゴーンCEOに2015年の報酬として720万ユーロを支払う案に反対した。北京オートショーで先月撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 29日に開かれたフランス自動車大手ルノーの株主総会で、株主の54%(議決権ベース)が、カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)に2015年の報酬として720万ユーロ(約8億8000万円)を支払う案に反対した。

 企業トップの高額報酬への批判は強まっており、大株主の仏政府も反対票を投じた。この投票結果には拘束力がなく、ルノーは総会後に開いた取締役会で予定通りの額を支払うことを決めたものの、16年以降の報酬体系見直しに着手したことを表明した。

 ゴーン氏は日産自動車<7201.T>の社長を兼務しており、別途報酬を受け取っている。昨年度の日産の報酬額は6月に公表される。

[ロイター]


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Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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