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北朝鮮

中国犯罪組織に「売買」される北朝鮮の女性たち

2016年3月28日(月)16時37分
高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト) ※デイリーNKジャパンより転載

 売春に対して、北朝鮮当局もそれなりに問題意識はあるようだ。実際、金正恩第一書記も「売春を根絶しろ!」との指示を下しているという。

 しかし、売春業の拡大や人身売買の現場には、朝鮮労働党や朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の国家機関や個人が、多かれ少なかれ関わっている。また、米国務省が発表した「2015年人身売買報告書」は、北朝鮮は人身売買の防止において2003年から13年連続で最低クラスに指定されるなど、一向に改善の余地は見られない。つまり、中朝国境での人身売買の横行は、金正恩体制の責任が大であると言えるのだ。

[筆者]
高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト)
北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ――中朝国境滞在記』(新潮社)、『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)、『北朝鮮ポップスの世界』(共著、花伝社)がある。

※当記事は「デイリーNKジャパン」からの転載記事です。
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