最新記事

SNS

「高貴すぎる」ファッションインフルエンサー...「最後のギリシャ国王」の孫娘マリア=オリンピア王女って誰?

2023年11月19日(日)08時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
マリア=オリンピア王女

ニューヨークのファッションイベントでのマリア=オリンピア王女 lev radin-shutterstock

<イギリス王室、スペイン王室、デンマーク王室とも親戚関係にある、マリア=オリンピア王女。その華麗なる一族とファッションの仕事について>

イギリスのファッション誌「タトラー」12月号で「最も適齢期の独身者」に選ばれたのは、ギリシャのマリア=オリンピア王女だった。

世界中を飛び回り、カリブ海のビーチやスイスのスキー場、そして数々のコレクションで著名人とともに最前列に座る、マリア=オリンピア王女とはいったいどういう人物なのか?

ニッキー・ヒルトンとマリア=オリンピア王女

2019年、ニューヨークで行われた「オスカー デ ラ レンタ」のショーにて「ヒルトン姉妹」の妹ニッキー・ヒルトン(左)と一緒にフロントローに座るマリア=オリンピア王女 Caitlin Ochs-REUTERS


1973年に君主制が廃止されたために現在ギリシャには王室はない。しかし、祖父はギリシャ最後の国王であった故コンスタンティノス2世(その姉はスペインのソフィア元王妃)で、祖母のアンナ=マリア元王妃はデンマーク女王マルグレーテ2世の妹にあたる。

さらにエディンバラ公フィリップ殿下がギリシャ王室出身のため、イギリス王室とも縁戚関係にあり、チャールズ皇太子(当時)がマリア=オリンピア王女の洗礼式でゴッドファーザーを務めている。

【写真】親子2代で務めた「ゴッドファーザー」 を見る

パーソンズ・スクール・オブ・デザインでは写真を学び、ニューヨーク大学大学院ではファッションとビジネスを学んだ王女は、在学中から「ティーン・ヴォーグ」などの雑誌モデルのほか、「ドルチェ&ガッバーナ」のコレクションモデルも務めていた。

そして2022年にシューズブランド「アクアズーラ(Aquazzura)」のアンバサダーに任命されて以来、ファッションディレクターとしてデザインにも関わっている王女。その影響は母マリー・シャンタル王太子妃が大きいとみられる。

【関連記事】メーガン妃のお気に入りブランド、アンバサダーは別のプリンセスに を読む

「ミラー三姉妹」として知られたマリー・シャンタル王太子妃は、空港免税店で有名なDFSの創設者ロバート・ミラーの次女で、現在、子供服のデザイナーとして活躍している。

ビジネス
「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野紗季子が明かす「愛されるブランド」の作り方
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ウクライナ和平の進展期待 ゼレンスキー

ワールド

中国外相、タイ・カンボジア停戦を評価 相互信頼再構

ワールド

米ロ首脳が電話会談、両氏は一時停戦案支持せずとロ高

ワールド

米ウクライナ首脳、日本時間29日未明に会談 和平巡
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 3

    ハン・ガンのノーベル文学賞受賞はなぜ革新的なのか?…

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    「生で食べればいい」にちょっと待った! 注目のブ…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 3

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    ハン・ガンのノーベル文学賞受賞はなぜ革新的なのか?…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 3

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:ISSUES 2026

特集:ISSUES 2026

2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン