最新記事

英王室

キャサリン妃とダイアナ妃を結ぶ、頭痛を引き起こす「特別なティアラ」の波乱万丈な歴史

2023年08月20日(日)09時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

「バンドゥ・ティアラ」を着用したメーガン妃

RTS1S8H22POOLNew-20230805.jpg

POOL New-REUTERS

 
 
 
 

プラチナにダイヤモンドが全体に施された「バンドゥ・ティアラ」はジョージ5世の妻であり、ヘンリー王子の曽祖母にあたるメアリー王妃のためにデザインされたものである。

メーガン妃が結婚式で着用したことで注目されたが、ティアラに関してひと悶着あった。結婚前にティアラを試着したかったメーガン妃に対して王室職員からの「妨害」があったことをヘンリー王子は著書『スペア』でほのめかしている。

「グレヴィル・ティアラ」を着用したカミラ王妃

shutterstock_2286756781HeidePinkall-20230818.jpg

2023年3月ベルリン訪問時に Heide Pinkall-shutterstock

1921年に「ブシュロン」で制作されたティアラは1940年代に社交界の華でジュエリーコレクターだったマーガレット・グレヴィルのもので、そのハチの巣のようなデザインから「ブシュロン・ハニカム・ティアラ」とも呼ばれている。

エリザベス女王の母であるクイーン・マザーに受け継がれ、1953年にティアラのトップラインにダイアモンドの追加のリメイクを「カルティエ」に依頼している。

クイーン・マザーが愛したティアラで娘のエリザベス女王に受け継がれ、その後、カミラ夫人(当時)に貸与されている。

 
 
 
 

ニューズウィーク日本版 コメ高騰の真犯人
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月24日号(6月17日発売)は「コメ高騰の真犯人」特集。なぜコメの価格は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、イラン・イスラエル仲介用意 ウラン保管も=

ワールド

イラン核施設、新たな被害なし IAEA事務局長が報

ビジネス

インド貿易赤字、5月は縮小 輸入が減少

ワールド

イラン、NPT脱退法案を国会で準備中 決定はまだ
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 3

    なぜメーガン妃の靴は「ぶかぶか」なのか?...理由は…

  • 4

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    なぜメーガン妃の靴は「ぶかぶか」なのか?...理由は…

  • 5

    ホルモンを整える「ヘルシーな食べ物」とは?...専門…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 3

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    メーガン・マークル、今度は「抱っこの仕方」に総ツ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:非婚化する世界

特集:非婚化する世界

2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?