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K-POPBTSに続け!Kポップ、第4世代のガールズグループNewJeansに要注目
NewJeans’s New Genes
ジーンズのような存在に(左からMINJI、HANNI、DANIELLE、HYEIN、HAERIN) SADAHO NAITO
<いま注目すべきガールズグループの中でも、敏腕プロデューサーによる独自戦略が光る>
世界での活躍を目指すKポップグループが次々と出てくるなか、多くの人が気になっているのは「次のBTSは?」ということだろう。
「それはガールズグループの中から出てくるのではないか」と音楽評論家のキム・ヨンデが言うように、いまKポップ界で断然注目なのは第4世代のガールズグループ。特に勢いがあるのが、この1年でデビューしたIVE(アイヴ)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、NMIXX(エンミックス)、NewJeans(ニュージーンズ)、Kep1er(ケプラー)だ。
11月末に京セラドーム大阪で2日間にわたり、全世界のファンに向けて生中継されたKポップ授賞式「2022 MAMA AWARDS」でも彼女たちは豪華ステージを披露。IVEが女性新人賞などのほか、4大大賞の1つ「今年の歌賞」を受賞して存在感を見せた(MAMAでは過去3年間、BTSが大賞を総なめにしてきた)。
一方、NewJeansの生みの親であるプロデューサーのミン・ヒジンが「ブレイクアウトプロデューサー賞」を受賞したのも、過去のKポップスターとは一線を画す戦略で人気を集めた彼女らしい結果だったと言える。
異例のデビュー作戦
ミンは韓国の大手事務所SMエンターテインメントで少女時代やEXO、Red Velvetなどを手掛け、その実験的コンセプトや世界観で一目置かれてきた人物。3年前にBTSなどが所属するレーベルを傘下にするHYBEに移り、新レーベル「ADOR」からNewJeansを誕生させた。彼女がメンバー選出から企画、音楽まで総合的に指揮している。
2022年8月発売のデビューアルバムは4曲中3曲(「Attention」「Hype Boy」「Cookie」)がリード曲という異例の展開で、しかも今までのデビュー方式とは異なり、メンバー発表前にミュージックビデオを電撃公開した。独自アプリPhoningを使い、ファンと親密に交流する点も新しい。
【動画】期待の新星NewJeansのデビュー曲「Attention」
グループ名には「ジーンズのようにナチュラルで、誰にでも親しみやすい存在になる」という思いが込められており、既存のジャンルにとらわれない曲やスタイルの新鮮さが魅力だ。
観客を前にしたときの姿とはちょっと違い、インタビュー中の彼女たちは14~18歳の年齢どおり、まだまだ幼い雰囲気を漂わせている。
メンバー同士の紹介によればHANNI(ハニ)は「歌のスキルが抜群」、DANIELLE(ダニエル)は「誰も思い付かないようなアイデアを生み出す」、HAERIN(へリン)は「メンバーの話に耳を傾け、視点を出してくれる」、HYEIN(ヘイン)は「豊かな表現力で人を引き付ける」、MINJI(ミンジ)は「正しい道に導いてくれる姉のような人」だ(MINJIが途中、日本語で答えてくれたのは日本デビューの伏線だろうか)。
彼女たちのステージは始まったばかり。「メンバー同士で学び合い、ファンとコミュニケーションを取りながら成長していく」(HAERIN)と語ったように、これからのさらなる飛躍が楽しみだ。
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