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循環型経済

使い古しの割り箸が家具や生活雑貨に、寿司好きな木材専門家のアイデア

2021年01月13日(水)15時30分
松丸さとみ

ボック氏は米フォーブス誌に対し、チョップバリューの取り組みは「単なるリサイクルではない」と話す。割り箸のごみを減らすことで、ごみとなった竹材からの二酸化炭素排出を抑えることができる。オペレーション全体で見ても「カーボン・ネガティブ」(二酸化炭素の排出より除去の方が多い)であるため、気候変動の面でもポジティブな取り組みなのだ。

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CHOPVALUE


同氏はまた、今後は全米の主要都市で、その土地のマイクロファクトリー(小規模工場)と提携し、そこで回収した割り箸はそこで製品として製造・販売するネットワークを構築していきたいと考えている。これにより、輸送で排出される二酸化炭素も抑えられる。さらには、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行拡大)でできた脱グローバリゼーションの影響も受けずにすむという。

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