最新記事

観光

「飾り窓」のツアー 禁止に続き、大麻カフェも規制へ?

Red-Light District Tours Banned

2020年03月26日(木)18時05分
スー・キム

同じ調査では、コーヒーショップが禁止されたらアムステルダムを訪れる頻度が下がると答えた人が3分の1に上り、「もう来ない」と答えた人も11%に上った。フェム ケ・ハルセマ市長は、「アムステルダムの観光業に大麻がもたらす役割を縮小する」ため、この調査結果を今後の政策に役立てていくつもりだという。

ただ現時点では、外国人観光客のコーヒーショップの利用禁止は、あくまで構想段階にすぎない。「次の段階に進むには、しばらく時間がかかる。市議会にも規制を推進する多数派が存在しない」と、市長報道官のセバスチャン・メイヤーは語る。

アムステルダムでは、売春にしても大麻にしても提供する側と利用する側が節度を守ってきたからこそ、合法的に存続することが可能だった。観光客が本当に注目すべきなのは、その絶妙なバランスなのかもしれない。


20200331issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。

[2020年3月10日号掲載]

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

日韓首脳、17日にカナダで会談へ=韓国大統領府

ビジネス

中国自動車メーカー、ゼロエミッション車市場でリード

ビジネス

国債補完供給、減額措置の要件緩和の対象銘柄を拡充=

ビジネス

JERA、新たなLNG契約締結必要 電力需要対応で
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    なぜメーガン妃の靴は「ぶかぶか」なのか?...理由は…

  • 5

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 3

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 4

    なぜメーガン妃の靴は「ぶかぶか」なのか?...理由は…

  • 5

    ホルモンを整える「ヘルシーな食べ物」とは?...専門…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 3

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    メーガン・マークル、今度は「抱っこの仕方」に総ツ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:コメ高騰の真犯人

特集:コメ高騰の真犯人

2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る