<人気シリーズ『ザ・クラウン』で新解釈のロイヤル・ファミリーを演じる>

アメリカ人が王室ものに熱中するのは、ないものねだりの典型──ネットフリックスの英王室ドラマ『ザ・クラウン』でシーズン3からマーガレット王女を演じるイギリス人女優のヘレナ・ボナム・カーターはそう語る。「でも自分たちのせいでしょ。独立して、国王を捨てたんだから」

マーガレットは、エリザベス女王の妹。2002年に亡くなったときには複雑な評価を残した。著名な姉に比べて悲劇のはみ出し者だったと見られがちだが、ボナム・カーターは誤解されている王女の知られざる顔を繊細に照らし出したいという。

「メディアが伝えるとおりの人間なんていない」と、彼女は言う。「有名でありながら繊細であるのは困難だったろう。でも彼女は繊細と同時に、勇敢でもあった」

勇敢さなら、ボナム・カーターの得意とするところだ。アカデミー賞ノミネート女優で、『ファイト・クラブ』や『英国王のスピーチ』で大胆かつ個性的な役柄を勇敢に演じ、キャリアを築いてきた彼女にH・アラン・スコットが聞いた。

NW_HBC_01.jpg
マーガレットの繊細さと困難な人生を表現したボナム・カーター PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE

――マーガレット王女について何を学んだか。視聴者には何を感じ取ってほしい?

彼女は悲劇の人生を送った 言われがちだけど、実は結構楽しんでいたんじゃないかと思う。風刺画的な姿ではなく、彼女が直面した困難な立場を表現したかった。

本人から感想をもらったことは