最新記事

動物虐待

ペットに共食いさせても懲りない飼い主──凄惨な退去後の現場 

2019年11月13日(水)17時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

2017年にペットの犬と猫2匹が置き去りにされた部屋 BREAKING NEWS 247-YouTubeより

<身勝手な飼い主の犠牲になったペットたち。引っ越しで置き去りにされた彼らがどうなるか、元飼い主は考えられなかったのだろうか>

イギリス・リバプールのアパートで、今年の春に飼い猫が共食いをするという凄惨な事件が発生していたことが分かった。

ミラー紙によると、現場となったのは、借主だった2人の若者が退去した後の部屋だ。足の踏み場がないほどのごみの中に5匹の猫が残され、強烈な異臭を放っていたことから、大家が警察に通報。捜査官が部屋を訪れたところ、単に「ごみ屋敷」の捜索では済まない悲惨な光景を目の当たりにしてしまった。

捜査官が部屋をあらためて詳しく調べてみると、衣料や食品などのごみに紛れて猫のバラバラ死体が至るところに散乱。身体の半分を失った死体や毛皮だけとなった個体が見つかり、飢えた猫たちが共食いをしていたことが判明した。部屋で飼われていた10匹のうち、半分の猫が文字通り他の猫たちの「餌食」になったという。

新居でも8匹の猫を飼っていた

警察は部屋の借主だった21歳と22歳の若者の足跡を追い、居場所を突き止めたところ、彼らは新居でも8匹の猫を飼育していた。すべての猫が栄養失調の状態だったため、保護施設に移送した結果、現在は健康を取り戻したと警察は報告している。

借主の2人は、適切な環境で動物を成育する義務を怠ったとして、動物福祉法違反で訴えられた。精神的な障害も認められたが、リバプールの治安裁判所は2人に懲役16週間、執行猶予1年を宣告。さらに捜査費用などとして615ポンド(約8万6000円)の支払いと今後のペット飼育禁止を命じた。

ニュース速報

ワールド

ロシアとサウジ、原油市場安定へ協力示唆 「誰も得せ

ワールド

英の新型コロナ死者2921人、1日で24%増 感染

ビジネス

中国東風汽車、仏PSA株売却計画を見直し 株価下落

ビジネス

米失業保険申請が最多更新、前週比倍増の665万件 

RANKING

  • 1

    食肉市場に出回るペット 出荷前には無理やり泥水を…

  • 2

    「鶏肉を洗わないで」米農務省が警告 その理由は?

  • 3

    世界最大級のネコ、体重320キロのアポロを見て単純に…

  • 4

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 5

    あの除草剤ラウンドアップに新たな懸念......水中の…

  • 1

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 2

    食肉市場に出回るペット 出荷前には無理やり泥水を…

  • 3

    世界一過保護な国アメリカでは、日本の親は全員ネグ…

  • 4

    「鶏肉を洗わないで」米農務省が警告 その理由は?

  • 5

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:コロナ危機後の世界経済

2020-4・ 7号(3/31発売)

感染拡大で経済先進国の序列と秩序はこう変わる── コロナ後の「ニュー・エコノミー」を識者が徹底解説

MOOK

ニューズウィーク日本版

絶賛発売中!