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まるでゲーム感覚 自動化の「量り売り」が母と環境を救う!

2019年04月24日(水)18時00分
岩澤里美(スイス在住ジャーナリスト)

courtesy of MIWA

<専用アプリを使って、店の外からスマホでも注文できるサービスは忙しいワーキングウーマンにも環境にも優しい>

エコ生活への意識がますます高まる中、プラスチック、紙、アルミなどの食品の個別包装を減らす動きが盛んだ。1番よい方法は、それらを使わないこと。量り売りは、この理想を実践したものだ。

ヨーロッパでは、2014年にドイツに量り売りの店が登場して話題を呼び、以来、周辺国でも少しずつ広まっている。日本でも神奈川県川崎市の「バルクフーズ」(現在3店舗)などがあり、量り売りに親しんでいる人も一部いるだろう。

ゴミを減らせる!と実感

仕組みはヨーロッパでも日本でも同様で簡単だ。店内にある透明の大型ケース(バルクビンと呼ばれる)や缶に入った食品や日用品から、自分が買いたい分量だけ取って買う。取った分量を入れるための個別包装は店内にも用意してあるが、マイ容器の持参が奨励・歓迎されている。容器を持参した場合は容器の重さを差し引いてもらい、買う食品の分量に対してのみ支払う。

筆者は、ベルリンで初めての個別包装ゼロの店「オリギナル・ウンフェアパックト」などを訪れたが、本当にわずかな分量でも買えて便利だと思ったし、ラベルや留め具や二重包装などがないので「余計なごみを出さずにいられる!」と実感できた。これらの店がもっと増えればよいのにと思う一方、品数がより豊富なスーパーがいいとか、個別包装はやはり便利だと感じる人は多いだろうから、量り売りは一気に拡大しにくい。

バーコードをスキャン

そんな中、量り売りの店をさらに増やしたり、量り売りを既存のスーパーやカフェに導入していこうと真剣に考えている人たちがチェコ共和国にいる。プラハ出身で、20年もパッケージデザインの仕事をしていたペトル・バーチャさんは、専門家たちと協力して量り売りの自動化システム「ミワ(MIWA)」 を開発した。現在、プラハの数件の店で設置を進めている。 

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MIWAを導入したイメージ courtesy of MIWA

自動化と聞くと、日本のファミレスのドリンクバーに導入され始めたタッチパネル式のように、タッチパネルで商品と分量を選ぶと大型ケースから自分が買いたい分量が自動で出てくるのかと想像するかもしれない。ミワの仕組みは似ているが、少し違う。客が使うのはスキャナーで、目の前には大型ケースは並んでいない。

scanning2.jpg
courtesy of MIWA

客はバーコード付きの商品一覧から食品を選び、バーコードをスキャンする。そして、スキャナー上で買いたい分量を選ぶ。すべて選び終えたら大型ケースが並ぶカウンターに行く。カウンターには店員がいて、選んだ商品情報に従って、各ケースから自動的に出てきた分量をマイ容器に詰めてもらうか、店の個別包装に詰めて渡してもらうのだ。もう1つの工夫は、専用アプリを使って、店の外からスマホでも注文できる点だ。このサービスは忙しいワーキングウーマンにも嬉しい。事前に注文しておいて店に着くとアプリがすぐさま認識されて、選んだ商品がカウンターに用意される。

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