最新記事

お金

夫と死別し投資の大切さを啓蒙──美人ブロガーが明かす、ミレニアル女性のための「正しい投資」ガイド

2019年01月18日(金)17時10分
西川彩奈(フランス在住ジャーナリスト)

ミレニアル世代の女性が「より良く生きる」ためにできることとは?(写真はイメージ) kieferpix-iStock

<まとまった時間もお金もない...。そんなミレニアル世代の女性を応援する投資ブロガー、アイシャ・ヴァン・デ・ピール氏をインタビュー。「ビギナーのための投資術」をアドバイスする>

女性の人生において、「投資」の知識を深めることは「精神的ゆとり」をもたらしてくれる。

なかでも独身を貫く可能性がある場合や、老後に対する漠然とした不安など、「ミレニアル世代(1980年~1995年に生まれた世代)」の女性にとって、将来への心配を抱く人も少なくない。

スイスを拠点に、そんなミレニアル世代の女性を対象に投資ブログを運営するヴァン・デ・ピール氏も、自身の辛い経験から「女性が正しい投資をすることの大切さ」を実感したという。同氏は次男を妊娠中に、15年連れ添った夫と交通事故で死別する。突然2児を抱えるシングルマザーとなり、悲嘆に暮れるなか、金銭的に厳しい現実に直面した。

【参考記事】シングルペアレント世帯の貧困率が世界一高い日本

invest-nww-190118.jpg
投資ブロガーのアイシャ・ヴァン・デ・ピール氏(Photo: Aysha Van de Paer)

その後、今まで5カ国の不動産投資業界で学んだ知識を活かし、投資情報を発信することで、女性をブログでサポートしている。同氏に「初心者でも楽しめる」資産運用法について聞いた。

時短、ローリスクでできる投資とは?

スマホで気軽に。AIを活用した「ロボットアドバイザー」
子育てや働き盛りで多忙なミレニアル女性にとっては、時間に余裕がないという人も少なくないだろう。アイシャ氏はそんな人にはまず、AIを活用した「ロボットアドバイザー」がお勧めだという。使い方はシンプルだ。スマホなどで質問(リスク許容度、資産状況など)に答えると、ロボットアドバイザーが自分に合った資産運用を診断してくれる。さらに、なかにはそのまま自動で運用を行ってくれ、まさに「何もせず」に投資をできるサービスもある。東京証券取引所が運営するサイトでも、無料でシンプルに診断を受けられるロボアドバイザーが多数紹介されている。

初心者はプロに運用を任せられる「投資信託」を
小額から投資ができ、プロに運用を任せられることから初心者に適しているのが投資信託。株式、債券、不動産などが組み合わさっているため、分散投資が特徴だ。銀行や証券会社でも投資信託は購入できるが、ネット証券会社なら割安で購入できる。

精神的にも良く、運用コストも安い、「パッシブ運用」
投資信託の運用スタイルには、市場平均よりも良い結果を目指す「アクティブ型」運用がある。これは銘柄などを独自で組み合わせるため、ハイリスク・ハイリターンでもあると言われている。一方で、日経平均株価や東京株価指数(TOPIX)などの市場平均を狙うインデックス連動型が「パッシブ運用」だ。運用コストが安いため精神的にもストレスが少なく、長期スタンスで続けることができる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、ガザ停戦維持に外交強化 副大統領21日にイスラ

ワールド

米ロ外相が「建設的な」協議、首脳会談の準備巡り=ロ

ビジネス

メルク、米国内事業に700億ドル超投資 製造・研究

ワールド

コロンビア、駐米大使呼び協議へ トランプ氏の関税引
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    日本初の「女性首相」は生まれる?...「高く硬いガラ…

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 4

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 5

    日本初の「女性首相」は生まれる?...「高く硬いガラ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:脳寿命を延ばす20の習慣

特集:脳寿命を延ばす20の習慣

2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ