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自称「天才」率いるセックス・カルト 集団内部の秘密グループに参加したら...

Exposing Cults

2018年11月29日(木)17時55分
ニューズウィーク日本版編集部

『カルトと過激な思想』の司会を務めるエリザベス・バルガス RODOLFO MARTINEZ/A&E

<聡明で善良な「普通の人々」を巧みに誘い込むカルト集団の実態に迫る、著名キャスターの覚悟>

カルト集団は外の世界から隔絶されているため、秘密のベールをはがして真実に迫るのは難しい。だがTVジャーナリストのエリザベス・バルガスは、米ケーブルテレビ局A&Eの新シリーズ『カルトと過激な思想』の司会役として、このテーマに正面から取り組んでいる。

5月末に放映された第1回では、自称「天才」のキース・ラニエール率いるNXIVM(ネクセウム)を取り上げた。これはセックス・カルトとして非難を浴びた集団で、ラニエールは3月に逮捕されている。テレビドラマ『ヤング・スーパーマン』に出演していた女優アリソン・マックも組織の構築に関わり、女性を事実上の性奴隷にする手助けをした容疑で逮捕・起訴された。

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女性たちを巻き込んで性奴隷にしたとして逮捕された女優のアリソン・マック BRENDAN MCDERMIDーREUTERS

番組は同じく女優で元メンバーのサラ・エドモンドソンの告白をストーリの柱に据え、ビジネス用の自己啓発セミナーという触れ込みのイベントが危険なカルトの正体を露呈していく過程を描き出す。エドモンドソンは集団内部の秘密グループに参加するため、最も与えてはいけない個人的な情報をネクセウムに提供する。

その結果、彼女はマックの自宅に招かれ、45分間の苦痛に耐えて、ラニエールのイニシャルの焼き印を足に施された。米大手テレビネットワーク、ABCの看板番組『ABCニュース』の記者・司会者を長らく務めたバルガスに、本誌ティム・マーシンが話を聞いた。


番組にネクセウムの実態を証言した元メンバーのサラ・エドモンドソン

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