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クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...「ウロリチンA」とは何か?【最新研究】

Scientists Reveal Snack That May Slash Colon Cancer Risk

2025年4月29日(火)11時35分
アリス・ギブス

「クルミに含まれる栄養素は、がんのリスク低減に寄与する可能性があります。毎日ひとつかみ食べるだけで、リスクも少なく、多くの健康効果が期待できます。誰でも手軽に始められる、長期的な健康対策になります」

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、2021年には14万1902件の大腸がんが報告され、2022年には5万2967人が命を落としている。米国がん協会(ACS)は、2025年には10万7320件の結腸がん(男性5万4510件、女性5万2810件)と、4万6950件の直腸がんの症例が新たに診断されると予測している。

本研究は、 >アメリカがん研究協会 (AACR) >カリフォルニアくるみ協会(California Walnut Commission) >米国国立がん研究所(NCI)の助成を受けている。


 


【参考文献】
Moussa, M. R., Fan, N., Birk, J., Provatas, A. A., Mehta, P., Hatano, Y., Chun, O. K., Darooghegi Mofrad, M., Lotfi, A., Aksenov, A., Motta, V. N., Zenali, M., Vaziri, H., Grady, J. J., Nakanishi, M., & Rosenberg, D. W. (2025). Systemic Inflammation and the Inflammatory Context of the Colonic Microenvironment Are Improved by Urolithin A. Cancer Prevention Research, 18(4), 235-250.

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