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プレミアムコンパクトSUVを牽引する、「アウディ Q3」の進化したカタチ

2020年10月1日(木)12時35分
和田達彦 ※Pen Onlineより転載

オクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルを中心とした、引き締まったフロントが印象的な新型「アウディ Q3」。コンパクトながら、力強さとスポーティさが感じられるデザインだ。

第2世代へフルモデルチェンジされた、アウディのプレミアムコンパクトSUV「アウディ Q3」がついに日本上陸。8月19日から全国の正規ディーラーを通じて販売が開始された。

新型アウディ Q3は、フラッグシップモデルのアウディ Q8と同様に、Qファミリー専用にデザインされたオクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルを採用。シャープなLEDヘッドライトや独特な形状のバンパー、大型のエアインレットによって、スポーティなイメージを強調。同時に、前後のブリスターフェンダーや彫りの深いサイドのロワーラインなどによって、SUVならではの力強さも表現されている。

また今回のモデルチェンジでは、さらにクーペスタイルのルーフを採用した、アウディ初のコンパクトクロスオーバーSUV「アウディ Q3 スポーツバック」が新たにラインアップされている点も要注目だ。

<参考記事>ブランドロゴを一新し未来に進む日産から、100%電気で走るEV「アリア」が登場。

アウディ Q3、アウディ Q3 スポーツバックともに、エンジンは1.5リットル直4ターボの「1.5 TFSI」と、2.0リットル直4クリーンディーゼルターボの「2.0 TDI」の2種類が用意されている。従来の1.4 TFSIを進化させた新開発の1.5 TFSIは、より高圧の直噴システムの採用などによって最高出力150PS、最大トルク250Nmを発揮しつつ、気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod) によって省燃費を実現。一方の2.0 TDIは、340Nmもの強力なトルクと低燃費性を両立させた。

トランスミッションはいずれも7速Sトロニックで、駆動方式は1.5 TFSIがFF、そして2.0 TDIは電子制御式油圧多板クラッチを用いたクワトロフルタイム4輪駆動システムが組み合わされる。

<参考記事>クルマのまま入店OK! ショッピングセンターが大胆にもドライブスルーを導入。

また事故を予防して衝撃を軽減するアウディプレセンスフロントに加え、独自のサイドアシストやレーンアシスト、アダプティブクルーズコントロールやサラウンドビューカメラなどを搭載。手厚い先進の安全機能が、乗員に高い安全性と快適性をもたらしてくれるだろう。

2種類のボディ形状とエンジンによってバリエーションが充実し、ライフスタイルに応じた選択肢が広がった新型アウディ Q3。使い勝手のよさから人気のコンパクトSUVだが、プレミアム性を備えたこのモデルはひと際注目を集めそうだ。

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ルーフがなだらかに下降する、クーペフォルムがエレガントな「アウディ Q3 スポーツバック」。アウディ Q3よりも全高が約4.5cm低く抑えられている。

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オクタゴンのシングルフレームグリルをモチーフにしたインストルメントパネル。上位モデルと同様の10.25インチフル液晶ディスプレイ式デジタルインストルメントクラスターや、タッチ式MMIナビゲーションなど最新の機能が装備されている。

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先代と比べて75mm長くなったホイールベースによって、広い居住空間を確保。後席のヘッドクリアランスも7mm拡大されている。リアシートは前後スライドやリクライニングも可能だ。

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ラゲッジスペースは、通常時で530リットルというクラストップレベルの収容力。リアシートを格納すれば最大1525リットル(アウディ Q3 スポーツバックは1400リットル)まで拡大できる。フロアボードの高さが変えられるなどさまざまなアレンジが可能なのもうれしい。


アウディ Q3(35 TFSI)
●サイズ(全長×全幅×全高):4490×1840×1610mm
●エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
●排気量:1497cc
●最高出力:150PS/3500rpm
●駆動方式:FF(フロントエンジン前輪駆動)
●車両価格:¥4,380,000(税込)

アウディ Q3 スポーツバック(35 TFSI)
●サイズ(全長×全幅×全高):4500×1840×1565mm
●エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
●排気量:1497cc
●最高出力:150PS/3500rpm
●駆動方式:FF(フロントエンジン前輪駆動)
●車両価格:¥4,520,000(税込)

問い合わせ先/アウディ コミュニケーションセンター
TEL:0120-598-106
www.audi.co.jp

※2020.08.18

※当記事は「Pen Online」からの転載記事です。
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