意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
THE PRINCE’S NEXT ACT

子供の頃の僕は、人見知りで控えめで、自分を表現するのが苦手。そんな僕が歌うのを聴いた母が、音程が良く奇麗な声だと思ったらしく、自信を付けさせようと音楽教室に通わせてくれた。その後すぐに出場した全国童謡コンクールで賞を頂いたことで、学校で人前に出て歌うことに。
ドキドキしながら歌うとみんなが喜んでくれる、大きな拍手をくれる──自分にとって歌は特別なモノかもしれないと感じ始めた。
──歌に魅せられ、ミュージカル俳優を目指すことに?
6年生のとき教室の先生に紹介されたのが、「アルゴミュージカル」のオーディション。シンガーソングライターの小椋佳さんが企画し、日本オリジナル作品を上演していた。ありがたいことに全国の3000人近い子供の中から主演に選ばれて、それがミュージカルデビューになった。
──初舞台から主演。順風満帆に見えるが、苦労したことはあった?
多くのチャンスに恵まれてきたが、中学2、3年生頃の変声期で状況が一変した。ボーイソプラノだったのに徐々に高音が出なくなり、音域が狭まっていく。オーディションにも受からず、いったい何をしたらミュージカル俳優になれるのかと落ち込んだ。
先輩や先生からアドバイスをもらい、とにかく学んで努力したのがこの時期だ。舞台で必要なジャズダンス、タップダンスを習い始め、高校ではクラシックの勉強、声楽とピアノ、留学先のアメリカでは合唱団でゴスペル......もう一度挑戦するための実力を付けることに集中した。





