ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
Sean Penn on Oscars Anxiety, ‘One Battle After Another’ and Politics

──メディアの寡占化について心配しているか。
大統領も巨大メディア企業も国民を映す鏡だ。問題は(助けを必要としている人たちのために)誰もが十分に力になろうとしていないことにある。もっと助けが必要な人が大勢いる。それだけは間違いない。
それでも24年に行われた大統領選以前の3年くらいは、気持ちが落ち込むことはなかった。いら立ちはあったけれど、鬱々とはしていなかった。世界で激しい苦痛を味わっている人々の姿は見てきたが、私がいくら嘆き悲しんでもその人たちの助けにはならない。
大統領選の日は、ビデオ会議で(民主党のエリック・)スウォルウェル下院議員と話し、その後は電話の電源を切って、「何も教えるなよ」と娘に言い、工房に籠もった。
その後、ウォルター・サレス監督の映画『アイム・スティル・ヒア』を見た。困難に直面する一家の元に取材が来て、写真を撮るから笑顔をつくってほしいと言う。一家は言われたとおり、笑顔をつくる。
それを見て「望んだ試練ではないが、この試練を避けて通ることはできない」と思った。状況を改善しようと努めれば、よりよい未来をつくることができる。





