【インタビュー】「4回転の神」イリヤ・マリニンが語った「五輪後の目標」...「5回転ジャンプ」も既に成功か
SKATING TO VICTORY
24年に競技に復帰。それ以来、生活やキャリアやメンタルヘルスの維持に関して自分の考えを通すとともに、おおらかで明るいエネルギーをリンクに持ち込むようになった。そうした「ある種の屈託のない気ままさ」こそが、リウと他の選手との違いだと、ボイタノは語る。
リンクの中でも外でも、リウの肩には無駄な力が入っていない。
カラオケで歌う曲や友達、毎年恒例の髪の毛の脱色について話しながら、しょっちゅうほほ笑んだり笑ったりする。ペンシルベニア大学のリンクで本誌のインタビューを受けた際も、スケート靴の靴ひもを結びながら、氷の上でTikTok(ティックトック)用の動画をボイタノと一緒に撮るのだとうれしそうな様子だった。その瞳は、スケートの楽しさを味わえる喜びに輝いていた。
リンクに戻りたいという気持ちに火を付けたのは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に入学した後に行ったスキー旅行だったという。
「前にスケートをしていた時より、精神的にも肉体的にもずっと強くなった」と、彼女は笑いながら言う。「今は本当にスケートというスポーツが好き。不思議なくらいに」
自分にとっては「趣味」だと言うスケートへの愛の深さは、演技にも表れている。体を敏捷に回転させ、踏み切って宙を飛び、滑らかで芸術的なスピンをしながら、リウはずっと笑みを浮かべていた。





