「セックスと恋愛を素直に見つめた」...米ロック界を席巻する性的マイノリティ歌手のラブソング

‘It’s Just Straight–Up How I Felt’

2025年4月25日(金)17時25分
デービッド・チウ(音楽ライター)

最新作を携えたツアーが始まったなか、自身の知名度が上がったのは、称賛を集めたボーイジーニアスのおかげだということは理解している。

「人生がほとんどすっかり変わった。私の音楽がずっと多くの人の目と耳に触れて、私のアイデンティティーや私の顔が知られている。そのせいで、私生活も変わるのが興味深い。ラッキーなことに、昔からの友達の多くを今も失っていない。私自身が成長するたびに、親しい人との関係に試練が訪れる。私は何も変わっていないと、友人たちに念を押さなければならない」


音楽レーベル大手ゲフィン・レコードに移籍後の初のソロアルバムである本作は、激賞されたデビューアルバム『ノー・バーデン』(16年)からほぼ10年後の作品だ。独特のアルトで歌う音楽はアルバムごとに進化しているが、独自性と一体性のある曲作りのスタイルは変わらない。

「興味を失わないようにしないといけない」。成功続きのキャリアについて、本人はそう話す。「挑戦が好き。誰もが自分の音楽を発表できるわけではない。そのチャンスがあるたび最大限に活用して、成長し、限界までやってみなければと思う。自分が理解していることの限界を押し広げていると実感したい」

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