産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入する切実な理由
初期費用を1―3年で回収できる上にほとんどのシステムは15年の保証が付いていると話す利用者が多い。
二酸化炭素やその他の汚染物質を大量に排出する高価なディーゼル発電機を使う必要もなくなるという。
アル・カッタンさんは「太陽光発電システムはディーゼル発電機と比べると、コストが2年以内に回収できるし、システムは30年間持つ」と語った。
国営電力会社ニネベ支社幹部のアフマド・マフムド・ファティ氏は、設置された太陽光発電システムはオフグリッド型、つまり所有者はエネルギーをほぼ自給自足していると述べた。
利用者が国営電力会社に支払うのは、夜間に送電網を利用する分だけ。日中に高電圧ポンプを使用し、夜間は電力を必要としない農民にとってとりわけ魅力的だ。
太陽光パネルを販売するサマ・アル・シャルク社のオマル・アブドゥル・カリーム・シュクル社長はロイターに対して、中・低所得層の市民も政府の支援策によって太陽光発電システムを購入していると語った。
中央銀行も市民向けに太陽光パネル購入のための低利融資を開始しているが、アル・アリさんは利用していない。
「私は農家として、購入費用を自力でまかなっている。中銀の融資制度など政府の支援があると聞いたが、活用したことはない」と話した。
アマゾンに飛びます
2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





