最新記事

環境

国際LNG業界団体、カーボンニュートラルの枠組み発表 顧客が排出するCO2も対象に

2021年11月17日(水)18時12分
英国のペンブルックシャーにあるLNG貯蔵施設

液化天然ガス(LNG)の国際業界団体、LNG輸入者国際グループ(GIIGNL)はLNGの二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロ(カーボンニュートラル)と見なすルールの確立に向けた枠組みを打ち出した。写真は英国のペンブルックシャーにあるLNG貯蔵施設。9月撮影(2021年 ロイター/Rebecca Naden)

液化天然ガス(LNG)の国際業界団体、LNG輸入者国際グループ(GIIGNL)は17日、LNGの二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロ(カーボンニュートラル)と見なすルールの確立に向けた枠組みを打ち出した。

クレジット購入などで自社の排出量を相殺できるカーボンオフセットの仕組み活用を最終手段にすることを目指す。環境保護団体は、カーボンオフセットの活用によって化石燃料の使用が長引くのではないかとみている。

GIIGNLが示した枠組みでは、第1段階として企業が自社の排出原単位を監視し、検証することを求めている。

自社のLNGをカーボンニュートラルと宣言するためには、透明性のある排出データを示し、自社事業での排出削減に最大限の努力をした上で、当該LNGのライフサイクルで出る残りの排出量についてオフセットを用いる必要がある。この排出量には、顧客がLNGを使用する際に出るCO2も含まれる。

GIIGNLの事務局長は、LNG企業が主に自社の事業で排出を削減するよう促すのが狙いだと述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・クジラは森林並みに大量の炭素を「除去」していた──米調査
・気候変動による世界初の飢饉が発生か 4年間降雨なく、昆虫で飢えをしのぎ...マダガスカル
・地球はこの20年で、薄暗い星になってきていた──太陽光の反射が低下


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

原油先物上昇、米・ベネズエラの緊張受け 週間では下

ワールド

アルゼンチンCPI、11月は前月比2.5%上昇 4

ビジネス

野放図な財政運営で後継政権に尻拭いさせず=PB目標

ワールド

日米防衛相、緊密な連携で一致 中国のレーダー照射な
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 2
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれなかった「ビートルズ」のメンバーは?
  • 3
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキャリアアップの道
  • 4
    【揺らぐ中国、攻めの高市】柯隆氏「台湾騒動は高市…
  • 5
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 6
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 7
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナ…
  • 8
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 9
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎…
  • 10
    ピットブルが乳児を襲う現場を警官が目撃...犠牲にな…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中