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独VW、本社近くにEV工場新設へ テスラ「ギガファクトリー」に対抗

2021年11月10日(水)10時41分
VWのロゴ

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)はウォルフスブルク本社の近くに電気自動車(EV)工場を新設する計画を発表した。写真はVWのロゴ。独ブラウンシュワイクで2019年9月撮影(2021年 ロイター/Michele Tantussi)

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、ウォルフスブルク本社の近くに電気自動車(EV)工場を新設する計画を発表した。米テスラが近く操業開始するベルリン近郊の「ギガファクトリー」に対抗する狙いがある。

ウォルフスブルクで2026年から旗艦EVセダン「トリニティ」の製造を始めるプロジェクトの一環。建設計画は数週間中に監査役会の承認を得る必要がある。

トリニティは1台当たりの製造時間を10時間に抑えることを目指している。これはテスラがギガファクトリーで計画している「モデル3」の製造所要時間に近い。

VWはウォルフスブルクの既存工場を使うと製造工程を劇的に変更できない可能性があるとして、トリニティ用の新工場を建設する道を選んだ。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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