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学歴はプロパガンダへの盾にならない...陰謀論に流されず民主主義を守るために必要なこととは
アルゴリズムはあなたの感情を再確認させる
「アルゴリズムはあなたがクリックしたものを提供し、それがあなたの感情を再確認させる。たとえ自分が何をしているか自覚していても、気づかないうちに知覚に影響を及ぼすのだ。これが事実とは何かという一般的な認識を歪めてしまう」とムハ博士はいう。
報告書は、ロシア発の言説が直接的なチャンネルではなく、英国や米国の仲介者を通して浸透していく「ナラティブの洗浄」の仕組みを解き明かす。例えば前出のロビンソン氏や米保守派政治コメンテーター、タッカー・カールソン氏といった人物が「信頼できる仲介者」になる。
ロビンソン氏らがロシアの主張を難民の受け入れ問題やエリートへの不信など英国固有の文脈に翻訳して届けることで「常識」として英国のオーディエンスに受容される。ウクライナ戦争の長期化に伴い、戦争に関する英国市民の基礎知識も著しく風化している。
ブチャの虐殺やマリウポリの包囲戦も記憶から薄れる
ロシアとの戦争が2014年に始まったことを知らず、ブチャの虐殺やマリウポリの包囲戦も記憶から薄れている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領について主流派は「英雄」と見る一方、周辺層では「腐敗した西側の傀儡」というプロパガンダが浸透していた。
報告書はウクライナへの支持を持続させ、民主主義を守るための3つの柱からなる政策ロードマップを提示している。
(1)説明責任、ロシアに代償を払わせる
凍結された資産の没収や戦犯の追及を可視化し、市民の公平感を満たす必要がある。
(2)信頼性、徹底した透明性
政策の目的やコストを率直に説明し、政府への信頼を再構築しなければならない。
(3)強靭化、メディア・リテラシーへの投資
情報の混乱、冷笑主義、断片化、無責任、無関心という「情報危機の5つの悪」に対抗する社会的機能を強化する。
連れ去られたウクライナの子供たちの保護と帰還に関する物語は政治的な分断を超えてあらゆる層の共感を得られる唯一の強力なカウンター・ナラティブだという。
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