米豪、重要鉱物に35億ドル超投資へ 昨年の協力協定からほぼ倍増
希土類鉱物のサンプル。2015年6月29日、カリフォルニア州にあるモリコープ社の施設で撮影。REUTERS/David Becker
[シドニー 12日 ロイター] - オーストラリアと米国は、重要鉱物の各種プロジェクトを支援するため50億豪ドル(35億米ドル)超を拠出する。半年前に結んだ協力協定の拠出額のほぼ2倍に当たると、豪政府が12日に発表した。
昨年10月の枠組み合意では、鉱物市場を支配する中国に対抗するため、両国がそれぞれ少なくとも10億ドルを投資し、重要鉱物プロジェクトに充てることで合意。6カ月間で実行に移すとされていた。
オーストラリアはレアアース(希土類)など重要鉱物を豊富に有しているが、技術的に難しく環境負荷も大きい精製プロセスは中国がリードしている。
キング豪資源相は声明で、米国と約束したレアアースと重要鉱物の生産を支援する優先プロジェクトが進んでいるとし、「オーストラリアは、重要鉱物とレアアースの重要なサプライチェーンを多角化するために世界をリードしている。これらは豪州と貿易パートナーの経済安全保障および国家安全保障を支える上で不可欠だ」と語った。
最大規模の投資案件はトロノックス・ホールディングスが所有するレアアース精製事業で、オーストラリア輸出金融公社と米輸出入銀行が合計8億4900万豪ドル相当を支援する方針。軽希土類と重希土類を含む混合レアアース炭酸塩を生産する計画だ。





