ウクライナ大統領「9月まで厳しい状況」、イラン情勢影響 支援国が攻撃自粛要請
写真はロイターのインタビューに応じるウクライナのゼレンスキー大統領。首都キーウで3月撮影。REUTERS/Valentyn Ogirenko
Olena Harmash
[キーウ 10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争について、春から夏にかけて政治的、外交的に厳しい状況になると予想した。イラン情勢を受けて原油価格が高騰する中、ロシアの石油関連施設への攻撃を自粛するよう複数の支援国から要請されたと明らかにした。記者団への発言をウクライナ大統領府が10日公表した。
ウクライナはここ数週間、ロシアのエネルギー施設への攻撃を強化している。
ゼレンスキー氏によると、イランがホルムズ海峡を事実上封鎖する中、複数の支援国がロシアの石油関連施設への攻撃を自粛するよう要請してきた。要請した国名は明らかにしなかった。この要請に対し、ロシア産石油が国際市場に及ぼす影響は大きくないと返答したという。
「我が国のエネルギー部門が(ロシアの)攻撃を受ければ、対抗措置を取る。それは全く正当なことだ。ロシア側がこれを止めたいのなら、彼ら自身が攻撃を止めなければならない。そうすれば、われわれも応じる」と述べた。
ロシアが緊張緩和を望むのであれば、ウクライナのエネルギー施設への攻撃を停止し、米国が仲介する三者協議の再開に合意すべきだと述べた。ただ、米国のウクライナ和平プロセスへの取り組みが後退していることも認めた。
「春から夏にかけての期間は、政治的にも外交的にもかなり困難になる。ウクライナに圧力がかかり、戦場でも圧力がかかるだろう」と述べ、「9月まで非常に厳しい状況が続く」との認識を示した。
ロシアへの国際的な圧力強化を改めて訴えるとともに、米・イランの2週間停戦合意を受けて、一時的に緩和されていたロシア産石油に対する米制裁が再び全面適用されるよう期待を表明した。





