良品計画、今期純利益予想を上方修正 中東情勢「消費マインドに影響」
写真は無印良品の店舗。2021年3月、北京で撮影。REUTERS/Florence Lo
Kentaro Okasaka
[東京 10日 ロイター] - 無印良品を展開する良品計画は10日、2026年8月期通期の連結純利益予想を従来の530億円から620億円(前年比21.9%増)に上方修正すると発表した。海外事業を中心に業績が好調に推移したほか、円安も追い風となり、上半期の売上高、利益とも過去最高を更新した。
年間配当予想も28円から32円に引き上げた。現時点で中東情勢の業績への影響は限定的と見ているものの、今後の動向を注視するとしている。清水智社長は決算会見で「消費マインドへの影響はグローバルで確実に出てくるだろうと思う。国によって大きな差はあるが(影響が)ないということは考えていない」と語った。
上方修正後の純利益予想は、IBESがまとめたアナリスト16人の純利益予想の平均値591億円を上回った。通期業績の修正は、海外事業の営業収益(売上高に相当)が340億円上振れる一方、国内事業は70億円下振れると見込んだ。国内の下振れについて、宝地戸健太・執行役員は昨年に起きた電子商取引(EC)の一時的な販売停止後「顧客が少し離れている傾向があり、従前ほど強くは読まないことにした」などと説明した。
上半期の営業収益は「無印良品週間」などのプロモーション効果により、ECの販売停止の影響をカバーし、増収となった。生産の内製化による原価低減効果で営業総利益率が改善した。政策保有株の売却益も純利益を押し上げた。





