ウクライナ、復活祭停戦巡り米と協議 NATO事務総長も参加=関係筋
ウクライナのゼレンスキー大統領が1日、米国のウィットコフ特使らとオンライン形式で協議を行ったことが関係筋の話で分かった。3月25日、キーウで撮影(2026年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[キーウ 1日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領が1日、米国のウィットコフ特使らとオンライン形式で協議を行ったことが関係筋の話で分かった。ウクライナがキリスト教のイースター(復活祭)に合わせた一時停戦を提案する中でも、ロシアはこの日も多数のドローン(小型無人機)を投入した攻撃を実施。米国がイランに対する軍事攻撃を進める中、ウクライナは米国の関与をつなぎとめようとしている。
関係筋によると、オンライン協議には米国からトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏とリンジー・グラハム上院議員(米共和党)も参加。北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長も参加した。
ゼレンスキー大統領は夕方の恒例のビデオ演説で、米国の交渉担当者との協議でウクライナに対する「安全の保証」の強化で一致したと明らかにした。
ゼレンスキー氏は前日、イースター期間中はエネルギー施設などへの攻撃を停止する案をロシアに伝えるよう米国に要請すると発言。この日は、スターマー英首相とも電話会談を行い、停戦を巡る提案などについて説明したと対話アプリ「テレグラム」への投稿で明らかにした。
ロシア外務省は1日、ウクライナが提案したイースター期間の停戦を「茶番」として一蹴。ロシア軍はこの日、ウクライナに対し日中に大規模なドローン攻撃を実施し、ウクライナ当局によると、中部チェルカスイ州で4人が死亡したほか、西部のエネルギー関連施設や工業施設が被害を受けた。
ウクライナ空軍によると、ロシアは現地時間午前8時から午後6時の間に360機を超えるドローンを投入して攻撃を実施。前夜からの攻撃でも339機を超えるドローンで攻撃を行っており、24時間で投入したドローンは合計約700機に上った。ロシアは3月24日の攻撃に900機を超えるドローンを投入しており、今回はこれに次ぐ大規模な攻撃だった。
ゼレンスキー氏は、ウクライナが提案したイースター停戦に対し、ロシアはウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を強化するという形で応じたと非難。「より明確なシグナルが必要だ。イースター停戦こそ、外交手段の成功を示すサインになる」と述べた。
ロシア国防省はこの日、2022年に一方的に編入を宣言したウクライナ東部ルハンスク州について、わずかに残っていた未掌握の地域も制圧し、完全に掌握したと表明している。
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