英アームが初の自社製半導体、エージェントAIに対応
写真は、英アームのロゴが入ったチップの模型。2025年3月、マレーシアで撮影。REUTERS/Hasnoor Hussain
Max A. Cherney
[サンフランシスコ 24日 ロイター] - ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームは24日、初めての自社製となる人工知能(AI)半導体「AGI CPU」を発表した。
「AGI CPU」は、人間が直接指示しなくても自律的に作業を実行できるエージェントAIに対応する。こうしたエージェントAIの登場により、インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが製造するCPU(中央演算処理装置)に対する需要が飛躍的に高まり、アームも参入する形になった。
これまでアームは半導体を設計し、クアルコムやエヌビディアといったメーカーにライセンスを供与する知的財産事業を収益基盤としてきたが、昨年自社による半導体製造に向けた投資を行う方針を示していた。
レネ・ハース最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューで「アームにとっては重大な(戦略)転換の局面だ」と語っている。
ハース氏によると「AGI CPU」は、約5年で年間150億ドル前後の収入を生み出すと見込まれる。
一方、ハース氏は知的財産事業も5年でほぼ2倍に拡大するとの見通しを示した。
「AGI CPU」は、アームのクラウド事業責任者を務めるモハメド・アワド氏が監督する。またアームは追加的な設計も進めており、12-18カ月の間隔で新製品を投入する計画となっている。
主要パートナーはメタ・プラットフォームズで、アームとともに「AGI CPU」の設計を行った。顧客にはオープンAI、クラウドフレア、SAP、SKテレコムなどが含まれる。





