中国発展フォーラム閉幕、指導部が安定性アピール
3月24日、中国指導部は、23日に閉幕した年次の主要ビジネス会議「中国発展フォーラム」に出席した世界の企業幹部に対し、地政学的変動と世界的な不確実性が高まる中でも、中国は予見可能な安定の拠点であり続けると訴えた。写真は、同フォーラムの開会式で李強首相の演説をスマートフォンで録画する様子。代表撮影(2026年 ロイター)
Casey Hall Joe Cash
[上海/北京 24日 ロイター] - 中国指導部は、23日に閉幕した年次の主要ビジネス会議「中国発展フォーラム」に出席した世界の企業幹部に対し、地政学的変動と世界的な不確実性が高まる中でも、中国は予見可能な安定の拠点であり続けると訴えた。
今年の会議は、コロナ後の過去の会合と比べて明らかに自信に満ちたトーンが特徴だったとアナリストは指摘する。従来は支援策や景気回復の道筋を強調する傾向が強かった。
米戦略コンサルティング会社アジア・グループの中国担当ディレクター、ハン・リン氏は「過去の中国発展フォーラムと比較して、中国側のメッセージは最も自信に満ちていた」と分析。
「国際システムの課題を特定しつつ、米国を直接指名することなく、(李強首相の)開幕演説はイノベーションや貿易、その他の協力機会を促進するために中国が正しいことを行っていると強調していた」と述べた。
出席者の顔ぶれは変化する地政学環境を映し出した。アップル、マクドナルド、イーライリリー、タペストリー、マスターカードなど米企業トップの参加が増え、両国の緊張にもかかわらず対話の維持を重視する姿勢が示された。
一方、日中の外交関係が緊張する中、日本企業の幹部は欠席した。
中欧国際工商学院(上海)のアルバート・フー教授(経済学)は、昨年の中国発展フォーラムでも繰り返し登場したテーマである「安定」が、今年はより強く共鳴したと語る。
「トランプ氏による予測不能な政策と、それが世界経済にもたらした不確実性を考えれば、中国が安定化勢力であるというメッセージは、昨年よりも説得力を持って受け入れられただろう」と述べた。
一方で、会議内容が官僚的になり過ぎているとの不満も一部参加者から出ており、魅力が薄れているとの指摘もあった。





