ニュース速報
ワールド

米、イスラエルへの兵器売却で議会手続きを迂回 緊急権限行使

2026年03月09日(月)09時10分

写真はトランプ米大統領とルビオ国務長官。ワシントンで3月6日撮影。REUTERS/Nathan Howard

Kanishka Singh Ismail Shakil Humeyra Pamuk

[ワシ‌ントン 7日 ロイター] - ト‌ランプ米政権は、イスラエ​ルへの2万個以上の爆弾(総額約6億5000万ドル相当)の⁠売却を迅速に​進めるため、緊急権限を行使して必要な議会の手続きを迂回した。事情に詳しい2人の米当局者が明らかにした。

米国務省は6日夜の⁠声明で、ルビオ国務長官がイスラエルへの即時売却を必要とす⁠る緊​急性があると判断し、売却に関する議会の審査要件を免除したと発表した。

この兵器パッケージには、イスラエルが要請していた重量1000ポンドのBLU-110A/B汎用爆弾1万2000個が含まれている。

国務省は「この売却⁠案は米国の外交政策と国家‌安全保障に寄与する」と述べた。

同省当局者⁠は7日、⁠追加情報を提供し、今回の売却には過去の売却内容の修正として500ポンドのBLU-111汎用爆弾も含まれると説明。さらにイスラエルが直接商‌業販売(DCS)を通じて2億9800万ドル相当の重要な弾​薬を‌追加購入する⁠と述べた。

米国と​イスラエルは1週間前にイランに対する攻撃を開始した。

米民主党のグレゴリー・ミークス下院議員は、ルビオ氏が緊急権限を行使して議会の審査‌を回避した決定について、イラン戦争への準備不足を示していると​指摘した。

「トランプ⁠政権は完全な準備が整っていると繰り返し主張してきた。議会を迂回するため緊急権​限の発動を急ぐ行為は全く異なる現実を物語っている。これはトランプ政権が自ら招いた緊急事態だ」と声明で述べた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ノボとヒムズが和解、肥満症調剤配合薬の特許侵害訴訟

ワールド

米、石油備蓄の協調放出検討 他の選択肢も=エネルギ

ワールド

米の要請で和平協議延期、新たな協議に応じる用意=ゼ

ワールド

トランプ氏、イラン最高指導者へのモジタバ師選出に「
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ルートとは?...スクワットの真実
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 10
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中