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EU、気候変動悪化への備え不十分 諮問委が投資強化勧告

2026年02月17日(火)09時29分

暴風雨の通過後、冠水した通りを進むボランティア。2月5日、ポルトガルのアルカセル・ド・サルで撮影。REUTERS/Pedro Nunes

Kate ‌Abnett

[ブリュッセル ‌17日 ロイター] - 気候変​動に関する欧州科学諮問委員会は17日、欧⁠州連合(EU)は​気候変動の悪化への備えが不十分と指摘した上で、洪水や山火事、熱波から市民とインフラを保護するため、緊急⁠に投資を強化する必要があるとの認識を示した。

世界気象機⁠関(​WMO)によると、気候変動により欧州は世界で最も温暖化が進む大陸となっており、熱波、洪水、沿岸部の浸食、暴風雨の頻度と強度が増している。EUのデータに⁠よると、気象・気候の異‌常現象による欧州のインフラや建物へ⁠の⁠経済的損害は年間450億ユーロ(約533億4000万ドル)に達し、1980年代の5倍に膨らんでいる。

委員会は、EUは気候変動の主因で‌ある温室効果ガス削減に野心​的な‌目標を掲げる⁠一方、気候変​動が既に引き起こしている異常気象への適応策では努力が不十分だと分析。オットマー・エーデンホーファー委員長は「一貫性の欠‌如、調整不足、そして予算不足が問題だ」と指摘した。

十分​な準備がなければ、⁠異常気象はEUの競争力をさらに損ない、公共予算を圧迫し、安全保障リスクを​高めると警告。2100年までに2.8─3.3度の温暖化が進むリスクに備えることを、EU全加盟国が合意するよう勧告した。

ロイター
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