バングラ総選挙、デモ主導したZ世代政党は6議席 連携が敗因か
2月13日、12日投票されたバングラデシュ議会総選挙では、2024年の政変で反政府デモを主導した学生らが結成した国民市民党(NCP)の獲得議席が300議席中6議席にとどまり、デモで盛り上がった若いZ世代有権者のパワーを票に結びつけることの難しさが浮き彫りになった。写真は、初めて投票した学生のマスラ・サルサバル・タラヌムさん(24)。ダッカで4日撮影(2026年 ロイター/Mohammad Ponir Hossain)
Ruma Paul
[ダッカ 13日 ロイター] - 12日投票されたバングラデシュ議会総選挙では、2024年の政変で反政府デモを主導した学生らが結成した国民市民党(NCP)の獲得議席が300議席中6議席にとどまり、デモで盛り上がった若いZ世代有権者のパワーを票に結びつけることの難しさが浮き彫りになった。
政変後初となる総選挙は、最近では01-06年に政権を握った主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)が圧勝し、国内最大のイスラム主義政党のイスラム協会(JI)と連携したNCPは惨敗した。支持者からは、JIと組んだ時点でNCPの敗北が決まっていたとの声も多く聞かれた。
NCPは当初、ほぼ全ての選挙区で候補者を立てる計画だった。しかし、最終的には野党連合に加わり、候補者を立てる選挙区を30に絞った。反政府デモの著名なメンバーがダッカで殺害されたことで主要勢力の力が必要になり、連合に加わったと説明している。
アナリストらはNCPが投票までに十分に大きな支持基盤を築けなかったと指摘する。
大学生のソハヌル・ラフマンさん(23)は、NCPについて「24年の抗議行動で人々が抱いた希望や夢に応えられなかった。JIと連携したことは裏切りのように感じられ、私たちのような若い有権者の多くは支持しない方を選択した」と話した。
ジャハンギルナガル大のシャキル・アフメド教授(政府・政治学)は、NCPはJIとの連合となったことで、ハシナ政権失脚後に全く新しい政治階層の出現を望んでいた若い有権者の足が遠のいたと分析。「(連携は)古い政治への後退で、こうした体制からの決別ではないとの受け止めが多かった。NCPはJIとの連携で若者票が分断され、より組織的で統治能力があると考えられたBNPへの支持が高まった」との見解を示した。
NCPの報道官は野党として再建を図り、1年後に予定されている地方選挙に全力を挙げる方針を明らかにした。
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