台湾の2500億ドル対米投資、企業が「自発的に判断」と頼総統
写真は2025年12月、台湾・宜蘭でスピーチする頼清徳総統。REUTERS/Ann Wang
[台北 13日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は13日、台湾が約束した2500億ドルの対米投資について、最適な投資先は各企業が判断するとした上で、最大の生産能力は台湾に維持されると強調した。
トランプ米政権は12日、台湾との相互貿易に関する最終合意に署名。先月合意された協定の概要には、台湾企業が半導体・エネルギー・人工知能(AI)分野の米国生産拡大に向け2500億ドルを投資する約束が含まれている。
賴氏は、2年前に就任した際、台湾が世界で重要な位置を占め、全世界に製品を販売する決意だったと振り返り「今回の関税交渉は非常に重要な機会だ。その目的はまさに産業をグローバル化させることだ」と、台湾積体電路製造(TSMC)の対米投資が台湾産業の空洞化を招くリスクについて問われた際、記者団に語った。
「TSMCであれ他産業であれ、研究開発センターが台湾にあり、先進的な製造プロセスが台湾にあり、最大の生産能力が台湾にある限り、台湾は着実に発展を続けられる」と主張した。
当局は企業の投資判断を尊重するとし「2500億ドルの投資は、あくまで企業自身の自発的な投資判断に基づくものだ」と述べた。
対米貿易協定は野党が多数を占める立法院の承認が必要となる。最大野党の国民党は声明で、協定は「実質的な審査」を経る必要があり、拙速に可決されることはないと表明した。
また、海外工場の規模を制限し、立法府の承認なしに中核技術を移転することを禁じる「半導体国家安全法」を提唱するとしたが、法案提出の時期には触れなかった。





