世銀、26年のタイ成長予想を1.6%に下方修正 来年は回復見通し
[バンコク 11日 ロイター] - 世界銀行は11日発表の報告書「タイ経済モニター」で、2026年のタイの国内総生産(GDP)伸び率予想を1.6%とし、7月に示した1.7%から下方修正した。世界貿易の低迷、家計債務の高止まり、観光業の回復ペース鈍化を反映した。27年は2.2%に回復すると予想した。
25年の成長率予想は2.2%。
25年はモノの輸出が急増したが、26年は0.5%に大幅低下すると予想。特に米関税の影響を受ける部門で顕著になるとした。
観光部門の回復は緩やかで、26年の観光客数はコロナ禍前の約88%に当たる3500万人との見通しを示した。
家計債務はなお東南アジア最高水準にあり、厳しい融資条件が民間消費を抑制しているという。
中央銀行の金融政策は今年も緩和的姿勢が維持される見通し。
26年の総合インフレ率は0.7%に小幅上昇し、第3・四半期までに中銀目標の1─3%に戻るとみられている。
民間投資は低迷が続くものの、来年は改善する可能性があるという。一方、選挙期間中の政治的不確実性から27年度予算の執行が遅れ、公共投資計画に支障をきたす恐れがあるとみられている。





