米軍、中東で防空態勢強化 カタール基地のパトリオットを移動配置=専門家
ヨルダンのアル・アズラクにある空軍基地の衛星画像。2日撮影の提供写真。2026 PLANET LABS PBC/Handout via REUTERS
[10日 ロイター] - カタールにある中東最大規模のアルウデイド米空軍基地で、イランとの緊張が高まった1月以降、ミサイルをトラック搭載型の発射装置に移す動きが進められていることが、衛星画像の分析で分かった。
軍事衛星画像分析会社「コンテステッド・グラウンド」の画像分析官ウィリアム・グッドハインド氏は、1月と2月上旬に撮影された衛星写真を比較し、中東地域の航空機や軍装備が増強されている様子を確認。アルウデイド基地では2月初めの時点で、地対空ミサイル「パトリオット」がM983型高機動戦術トラック(HEMTT)に搭載されているのが確認できたという。同氏は「パトリオットの迅速な移動と再配置が可能になっている」としている。
米国がイランと核問題を巡る高官協議を続ける中でも、トランプ米大統領はイランとの協議で合意に至らなければ米国は「非常に厳しい措置」を取らざるを得なくなると表明。中東に2隻目の空母を派遣することを検討しているとも明らかにした。
米軍はイラク、ヨルダン、クウェート、サウジアラビア、カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、トルコのほか、インド洋のディエゴガルシアに基地を設置。イランの中核的軍事組織、イスラム革命防衛隊(IRGC)は、イラン領内への攻撃があれば、いずれの米軍基地に対しても報復を行う可能性があると警告している。





