アングル:中国がバングラとの関係強化、インドの影響力低下にらみ
写真は2月9日、ダッカで行われたバングラデシュ民族主義党(BNP)の集会に集まった支持者ら。REUTERS/Mohammad Ponir Hossain
Tora Agarwala
[ダッカ 10日 ロイター] - 中国は、バングラデシュで2024年にインドと親密な関係にあったハシナ前首相が失脚したのを機にバングラデシュで影響力を強めている。12日に予定されるバングラデシュ総選挙後、両国関係はさらに深まる可能性が高い。ただバングラデシュは巨大な隣国インドとの完全に関係を断つことはないとみられている。
選挙戦で先頭を走る主要政党は歴史的に、2009年から15年間政権に君臨したハシナ氏と比べ、インドとの関係がずっと冷淡だった。ハシナ氏は現在、インドに亡命し、ハシナ氏のアワミ連盟(AL)は政治活動を禁じられている。
一方、中国はバングラデシュへの投資と外交的働きかけを強化しており、最近ではインド国境付近にドローン工場を建設する防衛協定に署名した。
在バングラデシュ中国大使館のフェイスブック投稿によると、大使はバングラデシュの政治家、官僚、ジャーナリストと頻繁に会い、数十億ドル規模のインフラプロジェクトなど両国の協力について話し合っている。
バングラデシュとインドの関係はここ数週間悪化しており、最近ではクリケットの試合を巡って対立する騒動があった。両国は相互に入国ビザ発給を制限し、ハシナ政権崩壊後は両国政府高官による公式な接触は珍しくなった。
選挙戦ではバングラデシュ民族主義党(BNP)とイスラム主義政党ジャマティ・イスラミが接戦を繰り広げ、ジャマティはBNPとインドの関係の近さを、BNPはジャマティとパキスタンとの歴史的なつながりを批判している。
中国は10年以上前からバングラデシュの最大の貿易相手国であり、2国間の貿易額は年間約180億ドル。バングラデシュの総輸入の約95%を中国製品が占めている。
また中国企業はハシナ政権崩壊後、バングラデシュに数億ドルを投資している。同政権下ではアダニ・グループを含むインド系複合企業が事業を拡大したが、その後新たな契約は成立していない。
ニューデリーのシンクタンク「社会経済進歩センター」の上級研究員、コンスタンティーノ・ザビエル氏は「中国は公にも水面下でも着実に影響力を拡大しており、インド・バングラデシュ関係の危機を巧みに利用している」と指摘。「中国は米国の関与低下とトランプ米大統領の関税戦争にも便乗し、より信頼性が高く予測可能な経済パートナーとして自らを位置づけている」と語った。
アナリストは、バングラデシュが今後も中国との関係を強化し続けると予測している。中国はインドよりも実質的な経済的インセンティブを提供する上、インドとバングラデシュの宗教的な論争にも巻き込まれないからだ。
国際危機グループのトーマス・キーン氏は「バングラデシュとインドが関係を修復できなければ、バングラデシュ次期政権は中国との関係を本格的に強化する誘因が増えるだろう」と述べた。
<インドと関係断絶はせず>
ただアナリストらは、中国との関与が深まっても自動的にインドが排除されるわけではないと予想する。
ダッカ大学のライルファー・ヤスミン氏は「バングラデシュには中国とインドの両方が必要だ。現実的な観点から考えるべきだ」と指摘。「中国との関係は改善するかもしれないが、いかなる政党が政権を握ろうとも、インドを無視するほど愚かではないだろう」と語った。
インドと三方を接するバングラデシュは、貿易・輸送・安全保障協力においてインドに依存している。一方、インドは陸上国境管理のためにバングラデシュとの安定的な関係が必要だ。ハシナ氏はバングラデシュに拠点を置く反インド武装勢力の取り締まりを支援してきた。
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