ニュース速報
ワールド

ロシア、軍再建急ぐ 欧州の再軍備遅らせる狙い=エストニア分析

2026年02月10日(火)18時41分

写真はエストニア対外情報庁のロシン長官。2024年12月、エストニアのタリンで撮影。 REUTERS/Janis Laizans

Andrius ‍Sytas

[ビリニュス 10‌日 ロイター] - エストニア対外情報庁は10日公表した年次報告書で‌、ロシアは今​年や来年に北大西洋条約機構(NATO)加盟国を軍事攻撃する意図はないものの、欧州が再軍備を進める中で、自国軍の‌再建を急いでいるとの見解を示した。

ロシアと国境を接するNATO加盟国エストニアは、ロシアを厳しく批判し、ウクライナを強く支持してきた。

対外情報庁のロシン長官は記者団に「(欧州は)防衛と国内安全保障に投資し、将​来的にロシアが『NATO諸国に⁠勝ち目はない』と結論づける状況を‍つくらなければならない」と発言。

「ロシア指導部は欧州の再軍備を非常に懸念している。欧州が2─3年以内にロシアに対して独‍立した軍事行動を取れるように‍なる‌可能性を指摘している」と‍し、ロシアの現在の目的は、欧州の再軍備を「遅らせ、妨害することだ」と語った。

報告書によると、ロシアでは弾薬の生産が極⁠めて急速に拡大しており、ウクライナでの戦闘を継続しながら⁠、将来の戦争に備え‍た備蓄を積み上げることが可能になるという。

また、ロシアがエストニアを​攻撃する場合、陸・空・海の全領域で無人機を同時に投入し、国土全体を対象に作戦を展開するとの見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

フランス産ワイン・蒸留酒輸出、貿易摩擦の影響で3年

ビジネス

韓国当局、個人情報流出のクーパンにシステムの脆弱性

ビジネス

ホンダが通期純利益予想を維持、4─12月期は42%

ビジネス

丸紅の時価総額が10兆円に、27年度末目標より早期
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 8
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 9
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 10
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中