豪シドニーでデモ参加者が警察と衝突、イスラエル大統領訪問に抗議
写真はデモの警備にあたる警備員。2月9日、オーストラリアのシドニーで撮影。 REUTERS/Hollie Adams
Renju Jose
[シドニー 10日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は10日、シドニーでイスラエルのヘルツォグ大統領の訪問に抗議するデモ参加者が警察と衝突したことを受け、冷静な対応や平和的な抗議活動を呼びかけた。
ヘルツォグ氏は昨年12月にボンダイビーチで発生した銃乱射事件を受け、現地のユダヤ人への連帯を示すために訪問しており、9日に数千人がシドニー中心部でデモを行った。
警察によると、デモ参加者が同日夜、予定されていた抗議活動の場所から退去しなかったため、警察が歩行者の通行を確保するため介入した際に暴力が発生。警官に対する暴力容疑の10人を含め27人が逮捕された。ニューサウスウェールズ州警察によると、重傷者はいない。
テレビ映像では、一部のデモ参加者がバリケードを突破しようとし、警官が押し戻す様子が映っていた。警官が制止しようとする中、地面に倒れている者もいた。警察はデモ隊を解散させるために催涙ガスなどを使用した。
アルバニージー氏はラジオ局トリプルMで、暴力に「深く悲しんでいる」と述べ、デモ参加者に対し平和的に意見を表明するよう求めた。
「豪国民は殺りくが止まることを望んでいる。イスラエル人であろうとパレスチナ人であろうとだ。だが紛争が国内に持ち込まれることは望まない」とし、今回のような暴力は「問題の解決に全くつながらず、むしろ悪化させるだけだ」と述べた。





