パキスタンがアフガン空爆、子ども9人死亡 タリバン「対応へ」

写真は、タリバンがパキスタンの攻撃を受けたと主張するアフガニスタン・アサダバードの現場で２５日撮影。REUTERS

[２５日 ロイター] - アフガニスタンのタリバン暫定政権は２５日、パキスタンによる夜間の空爆で子ども９人と女性１人が死亡したと明らかにし、対応すると表明した。南アジアの隣国間で緊張が高まっている。

これに先立ち、パキスタンでは一連の攻撃があり、同国はアフガニスタンを拠点とする過激派によるものだと非難している。

パキスタンからは今回の空爆に関するコメントは出ていない。

両国間では１０月に国境で死者が出る衝突が発生した後、数週間は停戦が続いていたが、和平協議は決裂した。

タリバンのムジャヒド報道官は、パキスタンが国境を接する東部の３州を攻撃したと主張。「アフガニスタンの主権侵害であり、パキスタン当局による国際的に認められたあらゆる規範の明確な違反だ」と非難した。

声明文で「適切な時期に、必要な対応がなされるだろう」と述べた。