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パレスチナ、過去最悪の経済崩壊 22年分の発展が帳消し=国連

2025年11月25日(火)18時38分

ガザ市で25日撮影。REUTERS/Mahmoud Issa

[ジュネーブ 25日 ロイター] - 国連貿易開発会議(UNCTAD)は25日、パレスチナが2年間にわたるガザ紛争と経済制限で過去最悪の経済崩壊に見舞われたとの報告書をまとめた。

インフラ、生産施設、公共サービスが広範な被害を受けた。昨年末時点のパレスチナの1人当たりの域内総生産(GDP)は2003年の水準に戻り、過去22年分の経済発展が失われたという。

これに伴い発生した経済危機は、1960年以降の世界の10大経済危機の1つに数えられ、ガザの復興には数十年かかる可能性があるという。

被害はガザ地区にとどまらず、ヨルダン川西岸地区でも、移動制限や立ち入り制限、さまざまな経済分野での機会損失により、過去最悪の不況に見舞われている。

ロイター
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